安房地方南部西部の滝 44滝 滝一覧topへ トップへ
館山市、安房郡、朝夷郡。川は、平久里川、佐久間川、保田川、丸山川など
連番 | 名称 | 水系 | 所在地 | 落差 | 種類 | 滝面種別 | 滝の様子 | 地層名称 | 難易度 | 安房郡誌等の記述 | 損傷 |
1 | 伊戸の滝 | − | 館山市伊戸 | 32m | 海食崖による滝 | 面滝、条瀑、壁状、急斜、泥岩、逆層 | 上流の堰により水量少、旧海食崖にかかる。 滝情報カード参照 |
三浦層群天津層 | 3 | - | |
2 | 御嶽神社の滝 | − | 館山市伊戸 | 9m | 海食崖による滝 | 線滝 円弧状 直下型 泥岩 逆層 | 水量少、旧海食崖にかかる。 滝情報カード参照 |
三浦層群天津層 | 2 | - | |
3 | 洲宮川の滝 | 洲宮川 | 館山市洲宮 | 4m | 平野型の滝 | 面滝、帯瀑、壁状 急斜、滝壷あり。砂がち砂泥互層、逆層 | 1703年の元禄地震により形成。 | 豊房層群東長田層 | 3 | - | |
4 | 佐野川の滝 | 佐野川 | 館山市佐野 | 3m | 平野型の滝 | 未調査 | 1703年の元禄地震により形成。 | 豊房層群東長田層 | 4 | - | - |
5 | 蟹田川の滝 | 蟹田川 | 館山市笠名 | 2段5m | 平野型の滝 | 面滝、帯瀑、複合型(要確認) | 遠望のみ。未調査 | 三浦層群天津層 | 3 | - | - |
6 | 岡田不動滝 | 汐入川 | 館山市岡田 | 5m | 源流型の滝 | 人工(掘り込み、滝修行用) | 江戸時代修行場に改変。林道工事で破壊。 | 豊房層群東長田層 | 1 | 豊房村大字岡田字瀧ノ澤にあり、高 さ一丈五尺、濶さ三尺、水源は字的 場の山中より溌し此處に至りて飛下 す、下流は汐入川に注ぐ。 |
大破 |
7 | 箱橋の滝 | 滝川 | 館山市腰越 | 4m | 平野型の滝 | 面滝、帯瀑、複合型、緩傾斜ナメ滝、滝壷あり。砂泥互層、順層。滝上に可動堰。 | 江戸時代用水堰に改変。 | 豊房層群東長田層 | 1 | 堰造成 | |
8 | 名倉の無名の滝 | - | 白浜町名倉 | 11.7m | 海食崖による滝 | 線滝 円弧状 急斜 砂泥互層 |
水量少、旧海食崖にかかる。 | 千倉層群白間津層 | 2 | 写真はちょっとまってね | |
9 | 涼源寺の滝 | − | 白浜町塩浦 | 約15m | 海食崖による滝 | 線滝 円弧状 急斜 砂泥互層 逆層 | 水量少、旧海食崖にかかる。 情報カード 年賀状の滝2010年涼源寺の滝参照 |
千倉層群白間津層 | 2 | 藤平浩一氏提供 |
- |
10 | 塩浦不動滝 | − | 南房総市白浜町塩浦 | 2連約5m+15m | 海食崖による滝 | 線滝 円弧状 急斜 砂泥互層 逆層 | 本滝直上で取水。3カ所の余水吐と本来の落ち口から時期により場所を違えて落水。2股、3股になることもあり。 画像は、余水吐AとCより落水。本来の落ち口は中央の岩壁。 情報カード |
千倉層群白間津層 | 2 | 綿貫啓一氏提供 |
取水で水量変動 |
11 | 白間津の滝 | − | 白浜町白間津 | 約20m | 海食崖による滝 | 線滝 円弧状 急斜 砂泥互層 逆層 | 水量少、旧海食崖にかかる。 | 千倉層群白間津層 | 3 | - | |
12 | 白間津不動滝 | − | 白浜町白間津 | 約30m | 海食崖による滝 | 線滝 円弧状 急斜 砂泥互層 逆層 | 水量少、旧海食崖にかかる。 | 千倉層群白間津層 | ? | - | |
13 | 大川の滝 | − | 千倉町大川 | 約40m | 海食崖による滝 | 線滝 円弧状 急斜 砂泥互層 逆層 | 水量少、旧海食崖にかかる。 | 千倉層群布良層 | 4 | 写真がどこかにいってしまった (T_T) | - |
14 | 乙王滝 | 瀬戸川 | 千倉町大貫 | 4〜5m | 本来の滝は? 現在の滝は人工の滝。 滝壷は加工されているが本物 |
本来の滝の部分が堰に造成されたらしい。成因不明。 滝壷に用水堰の余水吐の滝設置。現在の滝はこれ。 |
小松寺の七不思議の一つとして名のみ残っていた。 最近、赤松氏により、存在が確認された。 滝情報カード参照 |
- | 3 | 赤松大寿氏提供 |
本来の滝は消滅 |
15 | 大武崎の滝 | − | 富浦町多田良 | 5m | 海食崖による滝 江戸期に人工化 |
龍頭より落ちる。 人工化されているので、本来の形は不明 |
水量少。 滝の下流は現成海食崖にかかる。 滝情報カード 参照 |
三浦層群鏡ヶ浦層 | 2 | 一名清淨瀧と稱す、富浦村大字多々良大武崎の西端にあり、高さ一丈八尺あれども濶さは六七寸に過ぎず、山中の渓流此處に至りて飛下し小流を成して海にそそぐ、傍に瀧淵神社、其の西に淺間神社あり。 |
導水路設置 |
16 | 黒滝 | 長者川 | 和田町花園 | 7m | 懸谷型の滝 | 面滝、条瀑、円弧状 直下型、滝壷あり。泥岩、逆層 | 町指定文化財。 滝を観る情報 |
三浦層群木ノ根層(天津層) | 2 | 和田村大字花園字五山田の山間に在り、花園川は源を花園の大横根嶽より溌し此處に至りて直下す、高さ五丈二尺、濶さ二丈餘、樹木鬱蒼として夏尚寒し。 |
- |
17 | 温石川の川廻滝 | 温石川 | 南房総市(旧丸山町)珠師ヶ谷 | 約5m | 川廻しの滝 | 人工河道隧道出口。 隧道天井が陥没し、隧道入口出口は埋積閉鎖され、水流がなくなる。 最近、滝壺・滝・トンネル出口が土石流により土砂に埋没。 画像は以前の姿(君島安正氏提供)。 |
林道工事のため川廻。 滝情報カード参照 |
保田層群増間層 | 2 | 埋没して消滅 | |
18 | 柱木牧の滝 | 温石川 | 南房総市(旧丸山町)珠師ヶ谷 小字柱木牧 大沢林道の大遠見橋より左俣に入り最初の支流合流点 |
2連5m | 支流型の滝 | 面滝、帯瀑、円弧状直下瀑、全面滝壺 画像は下段 4.5m |
温石川左股にある。 合流点立地 下流の瀑布帯は林道工事で破壊。 滝情報カード参照 |
保田層群増間層 | 2 | - | |
19 | 一の滝 | 丸山川 | 丸山町川谷 | 約5m | 支流型の滝 | 不明 | 安房中央ダムにより水没。 | 保田層群青木山層 | 水没 | - | 消滅 |
20 | 二の滝 | 丸山川 | 丸山町川谷 | 約15m | 支流型の滝 | 不明 | 安房中央ダムにより水没。 | 保田層群青木山層 | 水没 | - | 消滅 |
連番 | 名称 | 水系 | 所在地 | 落差 | 種類 | 滝面種別 | 滝の様子 | 地層名称 | 難易度 | 安房郡誌等の記述 | 損傷 |
21 | 無名の滝 | 平久里川 | 三芳村海老敷 | 約15m | ? | 未調査 | 未調査 海老敷第一堰の下流 | 保田層群青木山層 | ? | - | - |
22 | 無名の滝 | 平久里川 | 三芳村海老敷 | 約10m | 懸谷型の滝 | 未調査 | 未調査 海老敷第二堰の下流 | 保田層群青木山層 | ? | - | - |
23 | 沢山不動滝 | 平久里川 | 三芳村上滝田長沢 | 4段9.5m | 支流型の滝 | 線滝、帯瀑 円弧状直下型 滝壷あり。砂泥互層 逆層 | 7段18Mの瀑布帯の主滝 | 保田層群青木山層 | 2 | - | |
24 | 棒滝 | 平久里川 | 三芳村増間 | 18.5m | 支流型の滝 | 面滝、帯瀑、壁状 直下型。泥岩 不明 | 沢山不動滝のすぐ下流の支流の遷急点(水量小) | 保田層群青木山層 | 4 | - | - |
増間川右股の瀑布帯 | 平久里川 | 三芳村増間 | 比高60m | 4つの滝よりなる | 下滝1(4m):薬研滝 1〜2間比高:約10m 下滝.2(4m):かろうど滝 本滝1(12m):乙女滝 本滝2(33m):坊滝 |
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25 | 坊滝 | 平久里川 | 三芳村増間 | 33m | 本流型の滝 | 面滝、帯型 複合型 直下型。泥岩 逆層 | 本滝2、増間七ツ滝の一つ。 追加情報 |
保田層群青木山層 | 2 | 木平 勉氏提供 瀧田村大字増間字奥野の山間に在り、増間川の流此處に來りて飛下す、下流は平久里川に入る。 |
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26 | 乙女滝 | 平久里川 | 三芳村増間 | 12m | 本流型の滝 | 線滝 直線溝型 2段直下型 滝壷あり。泥岩 逆層 | 本滝1、増間七ツ滝の一つ。 追加情報 |
保田層群青木山層 | 6 | - | |
27 | か ろ う ど 滝 |
平久里川 | 三芳村増間 | 4m | 本流型の滝 | 面滝、帯瀑、壁状、直下型 滝壷あり。泥岩層 逆層 | 下滝2、増間七ツ滝の一つ | 保田層群青木山層 | 6 | 手前は下滝1、奥が4m |
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28 | 薬研の滝 | 平久里川 | 三芳村増間 | 4m | 本流型の滝 | 線滝 直線溝状、急斜型 滝壷あり、泥岩層 逆層 | 下滝1、増間七ツ滝の一つ | 保田層群青木山層 | 4 | (木平 勉氏提供) |
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増間川左股の瀑布帯 | 平久里川 | 三芳村増間 | 比高約20m、 | 2つの滝よりなる | 本滝9m:前惣引滝、 上滝6m:後惣引滝 |
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29 | 前惣引滝 | 平久里川 | 三芳村増間 | 9m | 支流型の滝 | 面滝、帯瀑、壁状 滝壷あり。泥岩層 逆層 | 本滝1、増間七ツ滝の一つ | 保田層群青木山層 | 2 | (木平勉氏提供) |
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30 | 後惣引滝 | 平久里川 | 三芳村増間 | 2連6m | 支流型の滝 | 下滝:壇瀑 滝壷あり 本滝:面滝、帯瀑、複合型2段、緩斜型 | 上滝、増間七ツ滝の一つ 1mの下滝+5m2段の本滝の連瀑 | 保田層群青木山層(上部) | 3 | - | |
31 | 冷水滝 | 平久里川 | 三芳村増間 | ? | ? 未調査(所在不明) | 未調査 | 未調査 | ?? | ? | - | - |
外野の瀑布帯 | 平久里川 | 富山町外野 | 比高30m。 | 平久里川支流外野川の遷急点。 | 下滝1.2(1.5m、1.8m壇瀑) 本滝(8m) 上滝1.2(7.2m線滝、3.6m壇瀑)の5段の滝よりなる。 |
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32 | 無名の滝 | 平久里川 | 富山町外野 | 8m | 本流型の滝 | 面滝 帯瀑 壁状 2段急斜型 砂質泥岩層 無層理 | 外野不動滝の上流にある。 | 佐久間層群中尾原層 | 5 | - | |
33 | 無名の滝 | 平久里川 | 富山町外野 | ナメ7.2m | 本流型の滝 | 線滝 直線溝型 4段緩斜型 泥岩 逆層? | トヨ状の房総では珍しい形状 | 佐久間層群中尾原層 | 5 | - | |
34 | 外野不動滝 | 平久里川 | 富山町外野 | 23m | 懸谷型の滝 | 面滝 条瀑 壁状 3段直下型 砂質泥岩層 逆層 | 外野の瀑布帯に落下する支流の滝 | 佐久間層群中尾原層 | 5 | - | |
35 | 湯の滝 | 平久里川 | 富山町山田 | 2段15m | 崩壊等による河道変更の滝 | 未調査 | 地辷りによる河道変更による。工事により破壊。 | 保田層群高鶴層 | ? | - | 大破 |
36 | 乙沢滝 | 平久里川 | 南房総市(富山町)山田 | 2段8m | 地すべりによる河道変更の滝 | 面滝 帯瀑、壁状 2連の直下型、ネジレ滝、全面滝壷あり。 泥岩層 下段滝面は断層面の掘り出し |
保田層群増間層 | 4 | - | ||
37 | 無名の滝 | 平久里川 | 南房総市(富山町)山田 乙沢滝の下流 |
2段4.5m | 地すべりによる河道変更の滝 | 面滝 簾瀑、壁状 2連の直下型、上段滝下に全面滝壷あり。 泥岩層 上段滝面は断層面の掘り出し |
滝の上流部は護岸 | 保田層群増間層 | 2 | ー | |
釜淵の滝瀑布帯 | 平久里川 | 南房総市(富山町)山田 大谷川支流 |
比高25m | 4つの滝よりなる。 | 懸谷滝より発達した曲流瀑布帯。 降順瀑布帯。 |
本滝2段12m(下半埋没):釜淵の滝 上滝1:3.5m、上滝2:1m、上滝3:1m、上滝4:6m |
本滝下半埋没 | ||||
37 | 釜淵の滝 | 平久里川 | 南房総市(富山町)山田 | 12m (下半埋没・露出部の高さ) |
懸谷型の滝 | 面滝 帯瀑、壁状 2連の直下型、泥岩層 逆層 滝壺等下半部は埋没につき不明 |
瀑布帯本滝 ダム湖の堆砂により下半埋没。 水量少 以前、この滝を「鍋淵の滝」として記述していた。修正します。 |
保田層群増間層 | 6 | 下半埋没 | |
38 | 無名の滝 | 平久里川 | 南房総市(富山町)山田 | 6m | 支流型の滝 | 面滝 簾瀑、壁状直下型、泥岩層 逆層、全面滝壺 | 瀑布帯上滝4 水量少 |
保田層群増間層 | 5 | ||
39 | 鍋淵の滝 | 平久里川 | 南房総市(富山町)山田 大谷川本流 |
3.5m | 本流型の滝 | 面滝壁状直下型、泥岩層 逆層、全面滝壺 | 比高10m程度の瀑布帯をなすが、この滝の上部の滝未調査につき不明 | 保田層群増間層 | 6 | ||
40 | 無名の滝 | 平久里川 | 南房総市(富山町)山田 大谷川本流 鍋淵の滝のある沢左又 標高160m付近 |
2連5.5m | 本流型の滝 | 面滝上段両溝型下段壁状直下型 泥岩層 逆層 全面滝壺 | 全長20m程の2連直線瀑布帯、3つの滝壺を持つ | 保田層群増間層 | 5 | ||
41 | 荒川の滝 | 平久里川 | 南房総市荒川 荒川本流 |
3.5m | 地すべりによる河道変更の滝 | 面滝 両溝型 玄武岩溶岩 逆層 全面滝壺 |
単瀑瀑布帯 層厚25mの溶岩層を20m侵食 詳細情報 |
嶺岡帯玄武岩岩体 平久里中岩体 |
3 | ||
42 | 平久里不動滝 | 岩井川 | 富山町井野 | ナメ5m | 懸谷型の滝 | 未調査 | 水量少。比高30mほどの遷急点。本滝として5mの滝がある。詳細は未調査。 | 保田層群高鶴層 | 4 | 平群村大字井野の西北部にあり、高さ十九丈、幅一丈二尺とす。 | - |
43 | 山田滝 | 佐久間川 | 鋸南町下佐久間 | 9m | 崩壊等による河道変更の滝 | 線滝 直線溝 2段急斜型 岩質未調査 | 地辷りによる河道変更らしい | 保田層群(仁右衛門島凝灰岩部層、青木山層) | 3 | 勝山町大字下佐久間の東部字山田に在り、高さ二丈、濶さ九尺、大雨あれば瀑勢數倍して頗る壮観なり。 |
大破 |
44 | 仏沢の滝 | 佐久間川 | 鋸南町大崩 | 11m | 懸谷型の滝 | 面滝 帯瀑 壁状 2段直下型。 岩質未調査 | 水量少 | 佐久間層群大崩層?奥山層 | 4 | 佐久間村大字大崩の南方字長尾にあり、故に長尾瀧とも稱す。水源は愛宕山の南北より溌し此處に至りて二絛相對して下り燕尾状をなす、南は高さ幅共に一丈二尺、北は高さ三十尺、幅八尺とす。下流は佐久間川に入る。 |
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45 | 道止滝 | 保田川 | 鋸南町市井原 | 2段4m | 本流型の滝。曲流短絡の滝の可能性あり | 面滝 壇瀑 壁状 2連急斜型 滝壷あり。砂がち砂泥互層 逆層(未調査) | 比高5〜6mの遷急点。本滝(2連4m)に3〜4個の上滝がある瀑布帯をなすが道路工事により改変されている。詳細は未調査 | 三浦層群木ノ根層 | 3 | 木平勉氏提供 |
大破 |