●茂原市柴名 白滝 新情報 滝の新情報目次に戻る HPtopへもどる |
茂原市に滝があることになりました。 この情報は、2004年1月、茂原市役所生涯学習課中村様より教えていただきました。貴重な情報ありがとうございました。 今まで、滝が1個も無かった茂原市にも、ささやかだけど、滝がひとつできました。 滝の名前は「白滝」。 高さや水量はまだ不明。右の写真のように、水量は少ないようですが、泥の地層の崖のうえから地下水が湧いて落ちてくる、地下水型の滝(上ってみてみないと確実なことはいえませんが)のようです。 実を言うと、まだ現地に行って確認してきたわけではないので、いただいた画像・地図と電話による聞き取りからの推定です。位置や地層等についてはずれているかもしれません。 滝の場所は、茂原市柴名 柴名堰の北方の谷です。 場所は、緯度35度29分23.17秒 経度140度16分39.13秒(日本座標)付近。→地図参照。らしい 。 予想1. この滝の上には地図で見ても全然流域がありません。普通の滝のように雨水が谷を流れてきて滝になっているのでなく、地下水が崖の途中から湧き出し、その泉の下流の地層がやや固くて滝になっているものです。 この滝のある崖は、牛久から東金まで続く連続した崖で、下総台地の縁に当たり、「牛久東金崖線」といわれる有名な崖です。 崖の下(60mぐらいまで)は笠森層の泥、崖の下部(70-60mぐらい)は市野々砂泥互層(硬くしまった砂と泥の互層)、その上は金剛地層(粗い砂層)、木下層(砂層)・関東ローム層などの透水性の地層になっています。 この崖には、ところどころに滝がありますが、金剛地層をしみてきた地下水が、市野々砂泥互層(硬くしまった砂と泥の互層)のところから湧き出し、市野々砂泥互層(硬くしまった砂と泥の互層)が比較的硬いのでそこが滝になっていることがあります。 画像から見ると、滝の地層は市野々砂泥互層のようです。 どんな風に水が湧いているのでしょうかね。 予想2 画像を見ると、滝の落ちている面(滝面)は、より大きな垂直の崖の一部になっていますが、この崖最近崩れたような感じです。ふつうは、滝が滝面を削って崖を作っていくのですが、ここでは、崖のほうが勝手に崩れて、滝がその跡をついてまわっているかんじです。 3.この滝の仲間。同じような成因と条件の滝 1.大網白里町 南玉の滝 水は地下水、地層は同じ、滝の部分人工的に導水してます。 2.大網白里町 殿滝・姫滝 そっくり同じ成因の滝 →掲示板 「地形と千葉県の滝」の2003年07/03の項に関係の書き込みがあります。 3.大網白里町 小中大滝 地層が同じだけで、水は川の水。成因も違います。 4.長柄町 船木大滝と鐘滝(この滝消滅) 小中大滝と同じ。 5.長柄町 山根の雄滝、雌滝(雄滝は消滅、雌滝は消滅中) 水は川の水、地層は同じ 詳しい説明はリンクをクリックしてください。 消滅は、埋め立てによる。 |