三脚とカメラを使う 1。原理

前記の機具類を使うと、かなり良い精度で高さが測れますが、それでも、滝の高さだけのために道具を買ったり、かついで行くのはいやだ、そのために命を落とすことも・・というのが普通でしょうね。
そこで、大抵の方が滝に持っていく、三脚とカメラを活用する方法を考えてみました

原理は簡単。三脚の上にカメラをのせて、雲台を最高と最低にし、水平かつ同方向にカメラを向けて2枚の撮影高度の異なる滝の写真を撮影すればよい。
雲台の伸びる長さ(Hs)が分かっていれば、後で、2枚の写真上で写真の中心を通る水平線からの滝の頂上の距離(h1、h2)をそれぞれ測れば、滝の頂上とカメラのレンズの中心との比高(Hx)が計算できます。
カメラを鉛直の同一軸上に設置して撮影した、ステレオ写真というわけです。

     Hx=h2÷(h1−h2)×Hs   H=Hk+Hs+Hx

 原理図は右。小学生の算数ですので、どうぞ、計算式を立ててみてください。
 この方法で、結構いい値が出ます。他の方法と併用して結果を比べてみても、大体同精度の値です。
  
その他小物器具(水準器、ノギス、スチール巻尺とかが必要ですが、軽量、安価、小型です。 
 ただ、なかなか、気骨が折れる方法です。
 どこが難しいかというと、測定の際の精度を保つための工夫、写真上の測定の精度を細かくする (0.1mm単位で測る必要があります)等の作業が必要で、かつ、それが狂うと誤差がどっさり発生します。
  滝の高さを測るのには、測量機具を買わなくてよいという利点があるだけで、他の方法の方がよい と思いますが、水平ステレオ写真と組み合わせて使うと、滝面を含めた滝の地形全体の平面図や等高線図を作れるだろうと思います


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