有り難うございました。
並木健祐氏より、水量の多い高宕大滝を頂きました。
1999/4/12 並木氏撮影。
1。上流で、怒田沢用水を取水してしまうので、水量の多い時が少ないんです。
2。この滝、滝面が突出型(落下境界線が流路に直交の直線でなく、下流側に三角に張り出す)なのですが、その様子がよくわかりますね。
水量が多い時ですが、張り出した一方の面にだけ(滝上からの流路の直進方向の面のことが多い)水が沢山落ち、もう一方はちょぼちょぼ。しかし、そちらのほうが削れていくらしい。
→2つ滝面のうち水の少ない方が乾燥することが多く、風化がより強く働くからでないかなあ。
滝面はあまり変化しないのに、滝崖はしょっちゅう風化して崩壊していくのと同じことではと考えます。
これが発達すると、両溝型(両岸沿いに二条に分かれて落下する)になると、推論しています。
3。撮影時期の前年に行ったんですが、写真右側からの支流の土石流堆積物(草の生えている所、小さな扇状地状の地形になっている)が滝壷を埋めて本流河床も埋まっていました。その後の洪水で、今度は本流が、2mぐらい掘って、下の平滑な岩床を掘出したようです。 |