小中池の河川争奪 ページ <小中大滝のできかたは次のページだよーん>
所在地:大網白里町小中 小中池の上流
水系:南白亀川水系の支流小中川
成因:河川争奪による滝。
地質:下総層群金剛地層の西野々砂泥互層 緩い逆層
滝の周辺地形の地図です。
小中池の西と南が比高40〜50mの崖になっています。この崖は北にも南にも続いていて牛久−東金崖線と呼ばれる下総台地の東縁を限る地形です。
この崖は、太平洋側の河川と東京湾側の河川の分水界になっています。
ところが、小中川は図のように流域が崖より西側にあります。
さらに、その流域はもとは、西側に流れる村田川の上流だったようにみえますね。
実は、村田川の上流が小中川に河川争奪された地形なのです。
この様子は、下の図を見てください。
図のように流域が変化したわけです。
東金崖線は、田山(1930)、小中池上流の河川争奪は籠瀬(1979)が記載した地形です。
争奪した小中川は下刻して、その遷急点は上の図の●地点まで達しています。
小中大滝●は、●より下流にあるもう1つの遷急点ですが、上記の論文には記載がありません。
この遷急点(小中大滝●)は、河川争奪後にできたのですがどのようにできたのでしょうか。
それについての意見はここ。