●市原市徳氏 不動滝を紹介します 速報 |
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滝の位置は図の2 |
02/08/26 滝之丞氏と水量のある滝の写真を撮りに行きました。石神不動滝や南向滝・灘滝など水量が多かった。 ついでに、徳氏地区で、以前、木平さんが滝があるよと教えてくれたのを探していたら、地元の方に不動滝というのがあると教えて頂きました。 教えてくれた道は、なくなっていて養老川本流を腰まで浸かってへずって辿り着いたが、簡単に行けるルートを後で発見。 ごらんのような、高さ5mほどの滝です。 写真うつりはいいですね。 左手から落ちているのは、滝上で分水された今は使われていない用水路の水。 水質はあんまりよくなかったなあ。 水量はかなり豊富です。 滝の上に不動堂がありますが、滝の信仰内容は不明。 国土地理院2.5万地形図大多喜より作図 |
<位置図> 滝へのルートは、滝上の不動堂の下の道を滝わきまで行って、小崖を降りれば容易。 不動滝以外の2つの赤丸は、1、木平さんに教えていただいた無名の滝)。 2,道路下の川廻しトンネルの中の滝? |
<記載速報> 徳氏地区の養老川沿いの段丘を侵食する2m幅の支流が懸谷になって、5mほどの滝をかけ、本流との合流点から15mほど滝が後退して、立派な滝壷を作っていました。→成因型は懸谷の滝。 地質は傾斜2度ぐらいの緩い逆層の泥質シルト層で、滝は面滝壁状直下型。 本流沿いの懸谷の滝はたくさんあるんですが、大抵はもともと水量が少なかったり、上流で改変されていて水が枯れていたりして、滝としてあげていいのが少ないんですが、これは立派でした。 流域面積は、0.45ku。流域が小さい割に水量があります。理由としては、滝の上流は段丘上の水田ですので、流域内の水だけでなく、水田灌漑用の用水の水も入っているため、水量が多くなっているのだろうと思います。 |
長身を折り曲げて一生懸命写真とっているのは、滝之丞氏。 左手の川が養老川。長径4mぐらいの楕円形の全面滝壷を作っている。滝壷から本流までは平坦な岩床。 このことは、岩床部分を滝が移動していた時には、現在のような直下型で滝壷を作るような形でなく移動してきたことを示しています。 地層が厚いシルト質の層理のよく見えない岩層で、緩い逆層なのが見えます。滝面形が急で丸みを帯びた形になりやすい岩質ですね。 平面図は後日。滝壷の形状を調べたい所です。 |
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