市原市徳氏  徳氏不動滝、無名の滝 の情報     滝の新情報目次に戻る  HPtopへもどる
滝の新情報として、滝人間の方々から教えていただいて、見に行った結果です。
滝人間 木平氏より教えていただいた滝(徳氏の無名の滝 地図の1)を見に行きました。
そしたら、瓢箪から駒、もう一つあるよと、地元の方に教えてもらいました
→不動の滝(地図の2)。 もうかった。 滝之丞氏と同行。
●水系名 養老川水系 支流 ●立地沢名 −
国土地理院2.5万地形図大多喜より作図

●所在地:市原市徳氏 →徳氏ってどこだ?地図 

◆養老川の支流にかかる滝
◆養老川流域で、滝になっている最北の場所かもしれません。養老川流域というか上総地方では、南から北に行くにつれて、だんだん地層が新しく、未固結・軟らかくなっていくので、滝ができなくなります。
一番、北にある、自然の滝かも。
地層は、上総層群柿ノ木台層。それより新しい地層には、長南層、笠森層というのがある、その地層には今のところ滝はないようです
◆滝の成因
 滝2不動滝は、懸谷の滝。
 滝1も懸谷の滝のようですが、位置から見て、滝モドキの可能性があるんで、滝の上を見てみないと分からないです。

 滝之丞氏 撮影
◆ 無名の滝  地図の1

◆落差 5〜6m(目測) 
◆緯度経度(日本座標)
北緯35°18′42″ 東経140°09′04″
◆流域面積 0.19ku
◆養老川に流れ込む支流に落ちている滝.。
一見、懸谷の滝ということになるが、どうも、人工の滝モドキの可能性もある。滝上の地形を見ないと、何ともいえません。
・・・まだ、こっちの滝は下から見ただけなもんで。
◆滝面の真中にステップが切ってあります。

◆滝面が中央が張り出している舞台型なのが珍しいんですが、それだから、小さな溝に用水路の水を流した結果できた滝モドキの可能性がある。
 

作成 滝おやじ
◆ 不動の滝  地図の2
    大字名をつけて、徳氏不動滝ということにします。
◆落差 5m(目測) 
◆緯度経度(日本座標)
北緯35°18′48″ 東経140°09′03″
◆流域面積 0.45ku


 滝之丞氏と水量のある滝の写真を撮りに行ったついでに、徳氏地区で
、以前、木平さんが滝があるよと教えてくれたのを探していたら、地元の方に不動滝というのがあると教えて頂きました。

 教えてくれた道は、なくなっていて養老川本流を腰まで浸かってへずって辿り着いたが、滝上の不動堂の下の道を滝わきまで行って、小崖を降りれば容易でした。ロープあるといいけど
 ごらんのような、高さ5mほどの滝です。
 写真うつりはいいですね。
左手から落ちているのは、滝上で分水された今は使われていない用水路の水。
 水質はあんまりよくなかったなあ。
 水量はかなり豊富です。
滝の上に不動堂がありますが、滝の信仰内容は不明。


←この画像、滝之丞のHPの写真と同じ時に取ったんだが・・・、全然違うのよね。あっちの方は、かっこいい滝になってるのに、滝おやじが撮ると大体滝が元気なくなっちゃんですがどうしてなんでしょうか。写りゃいいんだって居直るのみ。
  本流から滝下までのパノラマ   長身を折り曲げて一生懸命写真とっているのは、滝之丞氏。
 徳氏地区の養老川沿いの段丘を侵食する2m幅の支流が懸谷になって、5mほどの滝をかけ、本流との合流点から15mほど滝が後退して、立派な滝壷を作っていました。→成因型は懸谷の滝
 地質は傾斜2度ぐらいの緩い
逆層の泥質シルト層で、滝は面滝壁状直下型

 本流沿いの懸谷の滝はたくさんあるんですが、大抵はもともと水量が少なかったり、上流で改変されていて水が枯れていたりして、滝としてあげていいのが少ないんですが、これは立派でした。
 流域面積は、0.45ku。流域が小さい割に水量があります。理由としては、滝の上流は段丘上の水田ですので、流域内の水だけでなく、水田灌漑用の用水の水も入っているため、水量が多くなっているのだろうと思います。

 左手の川が養老川。長径4mぐらいの楕円形の全面滝壷を作っている。滝壷から本流までは平坦な岩床。
 このことは、岩床部分を滝が移動していた時には、現在のような直下型で滝壷を作るような形でなく移動してきたことを示しています。
 地層が厚いシルト質の層理のよく見えない岩層で、緩い逆層なのが見えます。滝面形が急で丸みを帯びた形になりやすい岩質ですね。
当然のことですが、自分でほっつき歩ける方を対象と考えています。地図上の位置は正確を期していますが、そこに行くルートについては、各自地元の人に聞くなりして、発見してください。勿論、安全は保障しません。崖から落ちたり、マムシに食われたり、ヒルにやられても、それは、見に行った方の自己責任ですのでよろしく。常に、ロープぐらいは持っていったほうがいいと思います。また、滝の位置情報がずれていることは当然ありえます。私が行ってない滝が大半だし、行ってたって、少なくとも私の場合、滝の場所が地図の位置と違っている可能性は常にあります。違っていたら教えて下さい。 
 というわけですが、大抵はそんなに危険じゃないです。むしろ、マムシとスズメバチに注意。
●その他 探訪日 02/08/26  作成日 03/01/22

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