●市原市徳氏 徳氏不動滝、無名の滝 の情報 滝の新情報目次に戻る HPtopへもどる |
滝の新情報として、滝人間の方々から教えていただいて、見に行った結果です。 |
滝人間 木平氏より教えていただいた滝(徳氏の無名の滝 地図の1)を見に行きました。 そしたら、瓢箪から駒、もう一つあるよと、地元の方に教えてもらいました →不動の滝(地図の2)。 もうかった。 滝之丞氏と同行。 |
●水系名 養老川水系 支流 ●立地沢名 − | |||||
●所在地:市原市徳氏 →徳氏ってどこだ?地図 ◆養老川の支流にかかる滝 ◆養老川流域で、滝になっている最北の場所かもしれません。養老川流域というか上総地方では、南から北に行くにつれて、だんだん地層が新しく、未固結・軟らかくなっていくので、滝ができなくなります。 一番、北にある、自然の滝かも。 地層は、上総層群柿ノ木台層。それより新しい地層には、長南層、笠森層というのがあるが、その地層には今のところ滝はないようです。 ◆滝の成因 滝2不動滝は、懸谷の滝。 滝1も懸谷の滝のようですが、位置から見て、滝モドキの可能性があるんで、滝の上を見てみないと分からないです。 |
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本流から滝下までのパノラマ 長身を折り曲げて一生懸命写真とっているのは、滝之丞氏。 | |||||
徳氏地区の養老川沿いの段丘を侵食する2m幅の支流が懸谷になって、5mほどの滝をかけ、本流との合流点から15mほど滝が後退して、立派な滝壷を作っていました。→成因型は懸谷の滝。 地質は傾斜2度ぐらいの緩い逆層の泥質シルト層で、滝は面滝壁状直下型。 本流沿いの懸谷の滝はたくさんあるんですが、大抵はもともと水量が少なかったり、上流で改変されていて水が枯れていたりして、滝としてあげていいのが少ないんですが、これは立派でした。 流域面積は、0.45ku。流域が小さい割に水量があります。理由としては、滝の上流は段丘上の水田ですので、流域内の水だけでなく、水田灌漑用の用水の水も入っているため、水量が多くなっているのだろうと思います。 左手の川が養老川。長径4mぐらいの楕円形の全面滝壷を作っている。滝壷から本流までは平坦な岩床。 このことは、岩床部分を滝が移動していた時には、現在のような直下型で滝壷を作るような形でなく移動してきたことを示しています。 地層が厚いシルト質の層理のよく見えない岩層で、緩い逆層なのが見えます。滝面形が急で丸みを帯びた形になりやすい岩質ですね。 |
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当然のことですが、自分でほっつき歩ける方を対象と考えています。地図上の位置は正確を期していますが、そこに行くルートについては、各自地元の人に聞くなりして、発見してください。勿論、安全は保障しません。崖から落ちたり、マムシに食われたり、ヒルにやられても、それは、見に行った方の自己責任ですのでよろしく。常に、ロープぐらいは持っていったほうがいいと思います。また、滝の位置情報がずれていることは当然ありえます。私が行ってない滝が大半だし、行ってたって、少なくとも私の場合、滝の場所が地図の位置と違っている可能性は常にあります。違っていたら教えて下さい。 というわけですが、大抵はそんなに危険じゃないです。むしろ、マムシとスズメバチに注意。 |
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●その他 探訪日 02/08/26 作成日 03/01/22 |